ここ数週間で、すごいシンクロが起きました。


それが宮沢賢治の「雨ニモマケズ」。


先日、そんな生き方についてのお話を聞く時があって、

その後、全く関連性のない友人から、

「雨ニモマケズ」のように過ごしたい・・・とメールが!!


きっと私に、そういう気持ちを持ちなさい、と告げられているんだろうなぁ~と

真摯に受け取る事にしたのです。


今年、私は「手放すということ」を学びたいと思っていました。

それは、色々な部分で発生する「執着や欲」とどのように付き合うかということ。


物質的なものだけでなく、自分の過去や生じる出来事、そして思い。

ひとは、あらゆる欲や執着に振り回されてしまう・・・・。


そこに振り回されることがなくなれば、

しっかりと自分の足で進んで行けると思うのです。

きっと、すごくシンプルなことなのだけれど、

現代社会で、みんなが知らずに過ごしていること。


だから苦しみ、だから揺らぐのかもしれないです。



              「雨ニモマケズ」



雨ニモマケズ                         雨にも負けず


風ニモマケズ                         風にも負けず


雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ                 雪にも夏の暑さにも負けぬ


丈夫ナカラダヲモチ                     丈夫な身体を持ち


慾ハナク                            欲はなく


決シテ瞋ラズ                         決して怒らず


イツモシヅカニワラッテヰル                いつも静かに笑っている


一日ニ玄米四合ト                      一日に玄米四合と


味噌ト少シノ野菜ヲタベ                   味噌と少しの野菜を食べ


アラユルコトヲ                         あらゆることを


ジブンヲカンジョウニ入レズニ               自分を勘定に入れずに


ヨクミキキシワカリ                      よく見聞きしわかり


ソシテワスレズ                        そして忘れず


野原ノ松ノ林ノ蔭ノ                      野原の松の林の陰の


小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ                 小さな藁葺きの小屋にいて


東ニ病気ノコドモアレバ                   東に病気の子供あれば


行ッテ看病シテヤリ                     行って看病してやり


西ニツカレタ母アレバ                    西に疲れた母あれば


行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ                    行ってその稲の束を負い


南ニ死ニサウナ人アレバ                  南に死にそうな人あれば


行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ             行って怖がらなくてもいいと言い


北ニケンクヮヤソショウガアレバ              北に喧嘩や訴訟があれば


ツマラナイカラヤメロトイヒ                 つまらないからやめろと言い


ヒド(デ)リノトキハナミダヲナガシ             日照りの時は涙を流し


サムサノナツハオロオロアルキ              寒さの夏はおろおろ歩き


ミンナニデクノボートヨバレ                 皆にでくのぼうと呼ばれ


ホメラレモセズ                        褒められもせず


クニモサレズ                         苦にもされず


サウイフモノニ                        そういうものに


ワタシハナリタイ                       私はなりたい