お盆は都内で予定も入っていたので

ご先祖様をお迎えし、お盆の行事に参加しました。


お盆行事は各地で色々と違いがありますが、

この辺りでは毎年草市が開かれ、

昔はお盆用品を揃える為の市だったのですが、

最近は、子供の喜ぶ露店などが増え、様変わりしています。



お隣、佃煮で有名な佃島では一日遅れで盆踊りが始まります。



月島の皆さんが協力して作って下さった踊り矢倉です。


写真ではわからないけれど、丸い方の提灯には

「南無阿弥陀仏」と書かれています。

他と性質が違い、無縁仏を供養するために行っているからです。


午前中に築地本願寺にて無縁仏の供養を行い、

その後佃に戻って、夕方から盆踊りが始まります。


無縁仏が設置されているので、まずはお焼香してから。

これをしないと、保存会の方に怒られちゃうかも(笑)


夕立が心配されましたが、その心配もなく、

暑いながらも心地よい夜風に吹かれながら、

本格的な夏の到来を感じました。


私は、幼い頃の思い出に浸りながら、

踊り続ける人の輪をただ、見つめることが精一杯で、

やさしく灯る提灯と、遠くから見守る月の柔らかいオレンジの光に

無縁仏やそこで踊る人々、そして私のココロも

深く癒されていくような気がしたのです。